ブログ京都四条烏丸店
堀川ごぼうのご紹介
今年は例年にない大雪です。皆様風邪などひいていませんでしょうか。京都には京都特有の野菜として京野菜があります。有名なものには万願寺とうがらしや海老芋、聖護院大根、青味大根などがあげられるかと思います。京野菜の中で堀川ごぼうという野菜は、普通のゴボウの育て方を変えることで作られる美味しい野菜です。本日は、京野菜の中の堀川ごぼうについてお話させていただきたいと思います。
堀川ごぼうとは
堀川ごぼう(ほりかわごぼう)とは京野菜の1つで、滝野川ごぼうを特殊な方法で栽培したもののことを言います。聚楽ごぼうとも言われ、「京の伝統野菜」および「ブランド京野菜」に指定されています。日本で見るごぼうの中で主流である滝野川ごぼうですが、一般的な滝野川ごぼうが太さ2 – 3cm、長さ1mくらいであるのと比較して、堀川ごぼうは太さ6 – 9cm、長さ約50cm太く短めなのが特徴です。種も秋を秋に行い、梅雨の季節に苗を植え付け、11月上旬から12月下旬に収穫を行います。栽培に1年以上かけることで、すが入って中が空洞になった柔らかいごぼうに仕上げたのが堀川ごぼうです。普通のゴボウは4~6か月ほどで作られるので、倍以上の長い時間をかけて育ちます。先の方に亀裂があり、色は暗褐色です。見た目は松の幹のようにも見えます。内部が空洞になっているので肉詰めに向いており、根っこはおでんやきんぴらの材料になっています。
堀川ごぼうは食材として大変優秀です。外見はごつごつしていて固い印象を受けますが、その中身は柔らかくて、すのお陰で出汁などの味が染みやすく、堀川ごぼうの料理は美味しく仕上がります。胴の部分と根の部分で全く違う食感なので、幅広く料理に使うことができます。
堀川ごぼうは香りが良く、普通のゴボウとは味も香りもかなり異なります。
堀川ごぼうの栄養価
堀川ごぼうは栄養価が高く、食物繊維が豊富な他に、カルシウムやビタミンCも沢山含まれています。堀川ごぼうはゴボウの中でも栄養素の高いゴボウで、食物繊維は1.5倍位ほど入っているので腸の調子を整える効果も高いです。
また、堀川ごぼうにはカルシウムも含まれており、いらいらするのを抑制し、骨を強くしてくれます。ですので、気持ちを落ち着ける効果や骨粗しょう症の予防が期待できます。ビタミンC も入っているので、若返りや疲労回復などにも効果があるとされています。
堀川ごぼうの見分け方
最後にせっかくなら香りも味も良い美味しい堀川ごぼうを食べていただきたいので、美味しい堀川ごぼうを見分けるコツをお話しします。
堀川ごぼうは弾力のあるものが美味しいのですが、太さが上から下まであまり変わらないものの方がこの弾力を持っているそうです。ゴボウの周りの土は、ゴボウが乾燥するのを防いでくれているので、土の付いたものを選んだ方が鮮度の良いごぼうの可能性が高いです。またひげ根は少ない方が堀川ごぼうの胴に栄養がしっかり回っているため美味しいですよ。また、手に取ったときにずっしりと重みがある方が美味しいとされています。
煮物料理などに相性抜群の上に、栄養満点の食材ですので、皆様是非お召し上がりになってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。