ブログ京都本店

2019.5.22

京七味で京都らしい上品な辛味をプラス

「京七味」を、みなさまご存知でしょうか?京都には、京都を代表する「京料理」や「京野菜」などがありますが、この「京七味」とは、京都の繊細なお料理と相性が抜群な薬味で、地元京都ではなんと「京七味のソフトクリーム」もあるそうです。

本日は、京七味についてお話させていただきたいと思います。

京七味について

七味
お料理にピリッとしたアクセントを加えてくれる唐辛子は、日本においては江戸時代の頃から人々の間で親しまれてきました。その中でも、「京唐辛子」とは、出汁が効いた繊細な京料理に非常によく合う一味や七味なのです。

ところで、「一味」と「七味」のそれぞれの特徴や違いを、みなさまご存知でしょうか?
「一味」とは、100%全て唐辛子の粉のことで、「七味」とは、唐辛子に山椒や胡椒、麻の実、芥子の実、青のり、シソ、陳皮(ちんぴ)を調合したもののことです。
つまり、「一味」は唐辛子が持つ本来の旨味と辛味を味わえるもので、「七味」は唐辛子の辛さと共にさまざまな風味まで味わうことができるというものなのです。
お料理や個人のお好みに合わせて、上手に使い分けたいものですね。

唐辛子の健康効果とは

七味
現在は薬味として親しまれている唐辛子ですが、江戸時代の頃は漢方として重宝されていたのだそうです。それだけ唐辛子には健康に役立つ作用があるのだと言えますが、どんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?

唐辛子の健康効果としてまず挙げられるのが、唐辛子に含まれているカプサイシンによって、体が温まるということです。みなさんも経験があるかもしれませんが、キムチ鍋のような辛いものを食べると体が暑くなったり、汗をかくことがありますよね。これは、カプサイシンの働きによるもので、体がポカポカと温まると同時に、血流も良くなるため、特に冷え性でお悩みの方は意識して摂ることをおすすめします。
また、このカプサイシンは基礎代謝をアップさせて、脂肪や糖分の燃焼を助ける効果もあると言われています。

もう一つ、唐辛子の健康効果としてご紹介したいのが、薬味として唐辛子を使用することで、塩分の摂取量を抑えることができるということです。
ある研究によると、辛いものを好む人は、塩分の摂取量が少ないという結果が出たことに加えて、辛いものが好きな人は塩味が好きな人よりも血圧が低かったのだそうです。そういった研究結果が出た理由は、辛いものを食べることによってそれが脳に作用し、塩分の摂取量を無理なく少なくできるからなのだそうです。

さらに、意外だと思われるかもしれませんが、唐辛子にはビタミンcが多く含まれています。ビタミンcと言えば、美肌や風邪予防、疲労回復などに効果的な栄養素ですが、サラッとお料理に薬味として足すだけで、ビタミンcの摂取量をアップさせることができるというわけです。ちなみに、ビタミンcを効率的に体へ吸収させるには、油と共に摂ると良いそうですよ。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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