ブログ京都四条烏丸店
鰻の蒲焼と白焼きの違いとは?
鰻の蒲焼と白焼きの違いを、みなさまご存知でしょうか?暑い夏でも不思議と食欲をそそる鰻ですが、その食べ方はかば焼きが一般的だと思いますが、「白焼き」という食べ方もオススメです。
本日は、鰻の蒲焼と白焼きについてお話させていただきたいと思います。
鰻の蒲焼と白焼き
そもそもかば焼きとは照り焼きの一つで、身を開いて中骨を取り除き、串を打ってから素焼きし、濃口醤油とみりん・砂糖・酒などを混ぜ合わせた濃厚なたれにつけて焼いたものです。ちなみに、うな重とは重箱の中に炊いたご飯を入れ、その上に鰻のかば焼きを乗せ、さらにそこへ濃厚なたれをかけたものです。
一方の白焼きとは、醤油やみりん、砂糖などを混ぜ合わせて作るたれを使用せずに炭火で焼く調理方法で、白い身の状態で仕上がるのが特徴です。一般的に、この白焼きのことを「素焼き」と呼ぶこともあります。
厳密に言うと、かば焼きを作る際も一度素焼きをすることから、白焼き(素焼き)の調理方法が用いられていることになります。
かば焼きと白焼きの大きな違いは、たれを使用するかしないかの違いということですね。
鰻の白焼きの楽しみ方
素焼きでシンプルに焼き上げられた白焼きの鰻には、さまざまな食べ方で楽しむことができます。
例えば、鰻本来の旨味を存分に楽しみたいのであれば、「わさび醤油」で食べるのがおすすめです。あっさりとした味わいは、かば焼きとは大きく印象が異なります。また、塩やポン酢を添える食べ方も、鰻のおいしさを存分に引き立ててくれるでしょう。
関東風と関西風
かば焼きは、一度白焼きをしてからたれをつけて再度火を通す調理方法で作られますが、その焼き方には「関東風」と「関西風」の2通りの焼き方があります。
関東風の焼き方は、食感が柔らかく仕上がり、味が染み込んでいるのが特徴です。白焼きしたものにたれをつける前に、「蒸す」という調理を加えることで、ふっくらと柔らかな食感し仕上がり、たれの旨味が鰻から染み出すような食感を味わうことができます。
そして、関西風では白焼きしたものを蒸さず、そのままたれをつけて焼くことで、カリっとした食感を楽しむことができるのが特徴です。鰻の表面がこんがりと焼きあがり、香ばしさを感じることができます。
近年、漁獲量が減少していることからますます希少な食材とされている鰻ですが、ぜひ機会があったらいつもとは違う調理方法で召し上がってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。