ブログ京都四条烏丸店
秋の味覚、丹波栗について
秋の味覚、丹波栗とは、京都府から兵庫県にかけての地域で収穫される大粒な和栗のことを指し、古くはその地域を「丹波国」と呼んでいたことから、「丹波栗」と言う名前がつけられました。一般的な栗よりも高価な丹波栗は、古くから珍重されていたようです。
本日は、代表的な秋の味覚の一つ、「丹波栗」についてお話させていただきたいと思います。
丹波栗の特徴について
冒頭での触れたように、丹波栗とは品種名ではなく、京都府から兵庫県にかけての地域で収穫される大粒な和栗のことを指し「銀寄」や「筑波」などといった品種の総称です。この地域では、平安時代の頃から栗の栽培がされていて、後には朝廷や幕府にまでも献上するほど有名になりました。
丹波栗は、一般的な栗と比較するとまずその大きさに驚くでしょう。一般的に売られている栗と並べてみると、一回りも二回りも大きく、大きいものだと男性の手のひらに3粒~4粒程度しか乗せられないほどです。
また、大きさに加えて丹波栗は非常に高価であることも特徴の一つかもしれません。大きさはもちろん、味や風味も優れていることに加えて、流通している量が少ないという点も、価格が上がる理由となっています。「栗と言ったら丹波」というほど有名な丹波栗ではありますが、実はその生産量は全国の栗の生産量のわずか1%程度にしか過ぎないのです。
丹波栗を使ったお菓子
希少で高価な丹波栗は、昔から高級品として扱われてきました。
そんな丹波栗は、渋皮ごと煮詰められた「渋皮煮」や、その渋皮煮を利用した「渋皮煮甘納豆」などが有名です。栗に含まれている主な栄養素は炭水化物なのですが、丹波栗には一般的な栗と比較するとブドウ糖やショ糖をより多く含んでいるため、芳醇な味わいを楽しむことができるのです。また、栗の渋皮にはポリフェノールが含まれているため、渋皮ごと召し上がるのがおすすめです。さらに、ビタミン類も含み、消化が良いことから、健康に良いことでも最近では注目されています。
秋の味覚の代表的な存在の栗ですが、その中でも特に珍重されているのが「丹波栗」です。
みなさまも、機会がありましたらぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。