ブログ京都四条烏丸店
2019.12.28
京都のおせち料理
お正月は家族で集まって、おせち料理を食べて新年を祝うのが日本の伝統です。
おせち料理を食べ、これから始まる1年の無病息災、五穀豊穣を願う。
こうした習慣も近年少しずつ薄れつつあります。
百貨店やスーパー、コンビニでもおせちを注文できるようになりました。
家庭でおせち料理を作る家も少なくなりました。
家庭でおせち料理を作る家も少なくなりました。
京都のおせち料理の定番はやはり白味噌雑煮です。
お出汁に白味噌を溶き味を調整します。
お出汁に白味噌を溶き味を調整します。
焼いた丸餅、お目出たい初日の出に見立てた京人参、丸く剥いた大根をお椀に盛り付け、
温めておいた白味噌出汁を入れ、仕上げに丸餅の上に溶きからしをのせて完成です。
温めておいた白味噌出汁を入れ、仕上げに丸餅の上に溶きからしをのせて完成です。
京都では昔からお正月はこの白味噌雑煮で祝うのが習わしです。
これは宮中の白味噌文化に由来すると言われています。
これは宮中の白味噌文化に由来すると言われています。
祝い肴では黒豆、数の子、ごまめ。関西ではこれが祝い肴三種と言われます。
黒豆は丹波産が重宝されます。時間をかけてじっくり柔らかく炊いて、蜜に漬け込みます。『これから1年、まめに暮らせますように』と思いを込めていただきます。
黒豆は丹波産が重宝されます。時間をかけてじっくり柔らかく炊いて、蜜に漬け込みます。『これから1年、まめに暮らせますように』と思いを込めていただきます。
数の子は大ぶりで上質のものを選び、少し塩味が残る程度に塩抜きし、
味を調整したつけ地につけておきます。数の子には『子孫繁栄』への願いがこめられます。
ごまめは別名「田作り」。つまり『五穀豊穣』の思いです。
ごまめはから炒りしてパリッとさせた後、調味した甘辛いタレと絡めまめて作る定番の一品です。
ごまめはから炒りしてパリッとさせた後、調味した甘辛いタレと絡めまめて作る定番の一品です。
瓢斗四条烏丸店では、名物「出汁しゃぶ」から京会席などご用意させて頂いております。
是非当店の名物をご堪能下さいませ。
瓢斗四条烏丸店
店長 山本