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大的大会とは江戸時代から続く京都の風物詩
大的大会と呼ばれている伝統的な行事を、みなさまご存知でしょうか?京都に点在している多くの寺院では、古くから伝わる伝統的な行事が季節ごとに行われていますが、「大的大会」も三十三間堂で毎年開催されているお正月らしい華やかな行事なのです。
本日は、「大的大会」についてお話させていただきたいと思います。
大的大会とは
冒頭でご紹介したように、「大的大会」は京都の三十三間堂で毎年お正月に行われている伝統的な行事の一つです。江戸時代の「通し矢」にちなんだ大会で、全国からなんと2000人が参加します。「通し矢」とは、三十三間堂の端から端までの約120mを射通す競技のことで、江戸時代前期が最盛期であったとされています。当時は有力藩の後ろ盾もあったことから多くの射手が挑戦し、記録更新が相次いでいたのだそうです。この「通し矢」によって発展した道具や技術などは、現代における弓道にも大きな影響を与えているのです。
毎年1月中旬に行われる大的大会の中でもひときわ華やかなのが、新成人が晴れ姿で行う競技です。お正月らしい華やかさと共に多くの参加者によって賑わいを見せるこの行事は、京都の風物詩の一つでもあるのです。
2020年の大的大会の日程について
大的大会は、毎年「楊枝のお加持(やなぎのおかじ)」と同じ日に開催されます。「楊枝のお加持」とは、三十三間堂の法要のことで、高僧が参詣者の頭に柳の枝でお加持された浄水を降りそそぎ、功徳を分け与えます。インド伝来の修法であり、平安時代から続く長い伝統のある三十三間堂の最重の法要なのです。この楊枝のお加持は、古くから頭痛に効果があると言われています。
2020年の大的大会は、1月12日(日)に行われます。当日、境内は無料開放され、もちろん見学の際の料金も無料ですので、京都にお越しの際はぜひご覧になってはいかがでしょうか?
所在地:京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
バスでのアクセス:JR京都駅より市バス100・206・208系統に乗車「博物館三十三間堂前」下車すぐ
電車でのアクセス:京阪七条駅、徒歩7分
駐車場:あり(50台)
問い合わせ先:三十三間堂(075-561-0467)
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。