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湯立神事(ゆだてしんじ)とは?日本全国の様々な湯立神事
「湯立神事(ゆだてしんじ)」とは、「湯立神楽(ゆだてかぐら)」とも呼ばれる日本の伝統的な行事です。本来の湯立神事は、大きな釜にお湯を沸かし、笹を熱湯に浸してそれを身にかけて、その年の吉凶を占ったり、無病息災や五穀豊穣を願います。全国各地の神社で行われる湯立神事は、神社によって形式が異なっている場合もあり、非常に興味深いものです。
本日は、「湯立神事(ゆだてしんじ)」についてお話させていただきたいと思います。
湯立神事(ゆだてしんじ)について
冒頭でご紹介したように、湯立神事(ゆだてしんじ)とは大きな釜に湯を沸かし、その湯を使って吉凶を占ったり、無病息災や五穀豊穣を願うという、日本の伝統的な神楽の一つです。「神楽」とは、神様にささげる歌や踊りのことを言いますが、この湯立神事においても、装束や面を身に着けた舞い手による奉納の舞を踊る様子を見ることができます。ちなみに、宮司や神職によって行われる湯釜を用いた儀式も、広義には「神楽」と呼ばれているそうです。
日本全国で行われる湯立神事(ゆだてしんじ)
「湯立神事(ゆだてしんじ)」は、日本各地の神社で行われてる行事ですが、その内容は神社によって異なっています。例えば、神奈川県藤沢市の「白旗神社」などでは、玉串に見立てた枝葉を使用して、湯釜の中の湯を撒いたり、長野県飯田市の「正八幡神社」などでは、煮えたぎっている大釜の中の湯を何と素手で撒くのだそうです。その他にも、香川県丸亀市の「垂水神社」などでは、ご神体を湯の中につけたり、湯釜の中に米やお神酒を入れるというところもあります。さらに、神社によっては釜の中の湯を飲むことによって、無病息災が叶うとも言われており、持ち帰ることもできるのだそうです。
方法や内容は様々ですが、いずれにしても湯立神事の際に大きな釜から撒かれた湯を浴びることによって、無病息災や五穀豊穣の願いが叶うとされています。
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