ブログ京都本店
平等院の藤棚
10円硬貨の絵柄になっていることで有名である平等院。ここでは春になると、境内に3箇所ある藤棚が綺麗に咲き誇ります。
本日は「平等院の藤棚」についてお話しをさせていただきます。
平等院
京都府宇治市に位置する平等院は世界遺産に登録されており、世界中から多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。中でも平等院の境内にある鳳凰堂(ほうおうどう)は10円硬貨に描かれていることで有名であり、日本人にとって馴染み深いものではないでしょうか。
鳳凰堂は1052年(永承7年)に藤原頼通(ふじわらのよりみち)によって開かれた阿弥陀堂のことで、藤原摂関時代をしのぶことができる貴重な御堂となっています。池の中島に建てられた建築はまるで池の宮殿のようで、ここでは歴史を感じながら幻想的な風景を楽しむことができます。
鳳凰堂の建築は現在国宝に指定されていますが、堂内に安置されている「木造阿弥陀如来像(もくぞうあみだにょらいぞう)」や「木造雲中供養菩薩像(もくぞううんちゅうくようぼさつぞう)」も国宝に指定されており、当時の造形技術の高さを感じられます。
平等院の藤
宇治平等院では3箇所の藤棚があり、長いものでは1m以上もの花房となり毎年多くの人々が魅了される平等院を代表する花と言われています。
特に阿字池をのぞむ藤は樹齢280年とも言われ、数年前から樹勢回復のため剪定や土壌改良を行なった結果2018年は最盛期に近い1万8千もの花房が確認されたという。
地面の砂にすれそうなほど長い穂花は”砂ずりの藤”とも呼ばれ、圧倒的な藤棚の景色が堪能できます。
毎年4月下旬から5月上旬が見頃となっており、満開な姿を見られるのは数日間です。
花房が伸び始める時期や開花の時期は気温などによって例年異なるため、公式ホームページなどで開花情報を確認して行かれることをお勧めします。
ご機会がありましたら是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
その後、木を休ませるために花房を全て切り取る作業になり、藤のお花見シーズンは終わります
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。