ブログ京都四条烏丸店

京都のおばんざい、てっぱい

みなさま「てっぱい」という料理をご存知でしょうか?
「てっぱい」とは鉄砲和えのことを言い、味噌や酢を混ぜたものを魚の切り身や野菜を和えたものです。京都ではわけぎというネギの一種や貝類を和えることが多く、京都のおばんざいとして親しみのある郷土料理です。
本日は京都のおばんざい「てっぱい」についてお話しさせていただきたいと思います。

てっぱいについて

てっぱいについて
元は鉄砲和えと呼ばれていましたが、京都では「てっぱい」もしくは「おてっぱい」と呼ばれています。そもそもなぜ鉄砲和えと言うのか、これには様々な説がありますが一説によると、鉄砲和えの具材である「わけぎ」を調理する際にパーンと音が鳴ることから鉄砲和えと呼ばれるようになったと言われています。

昔から雛祭りの料理として用いられていましたが、近年では季節を問わず日常的に食卓へ出る料理となっています。主に、白味噌・辛子酢味噌・唐辛子味噌・唐辛子酢味噌を使い、作り方はシンプルでさっぱりとした味わいが楽しめるので、春の一品にピッタリの料理なのです。

てっぱいの作り方

てっぱいの作り方
京都の家庭料理でよく作られる、わけぎと貝を使った「てっぱい」の作り方をご紹介します。
わけぎはネギの一種で根本が膨らんでいることが特徴です。また、白味噌と酢を混ぜ合わせた調味料を「ぬた」と呼ばれています。

◆材料
・白味噌、酢(お好みで辛子・唐辛子など)
・わけぎ
・赤貝、トリ貝、浅蜊などの貝類

◆作り方:沸騰したお湯に塩水とわけぎを入れて茹でます。わけぎは熱がはいると膨張してパンパンになるので、熱が通ったところで冷水に浸し、食べやすいサイズに切ります。続いて、貝類を塩茹で又は酒蒸しにします。刺身用のものは酢で洗って生臭さを消しましょう。
白味噌と米酢(お好みで辛子・唐辛子)を混ぜ合わせ、具材と和えたら完成です。また、甘みが足りない時は砂糖や蜂蜜を加えても良いでしょう。

時間をかけずに簡単に調理することができるのも魅力の一つで、お好みで調味料や具材を組み合わせて楽しめます。
是非、食卓に一品「てっぱい」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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