ブログ京都四条烏丸店

青谷梅林とは京都最大の梅林です

青谷梅林という場所をご存知でしょうか。青谷梅林は京都最大の梅林で、その美しさを見に毎年沢山の人が訪れます。30年以上続く梅まつりのお話や、梅林と一緒に近くの歴史を堪能できるおすすめ散策コースなどご紹介したいと思います。

青谷梅林とは

青谷梅林

青谷梅林とは京都最大の梅林で梅の産地として有名な城陽市の南部丘陵地にあります。城陽市付近は日本の古くから梅で有名だったようで、鎌倉末期には宗良親王という後醍醐天皇の皇子が「風かよふ綴喜の里の梅が香を空にへだつる中垣ぞなき」と歌を詠んでいるのが残っています。

この美しい青谷梅林の起源は正確にはわかりませんが、古くから梅どころとして有名でした。今日でも、約50軒の農家が梅を栽培しており、20ヘクタールほどの敷地に約1万本の梅の木があります。約1万本の梅の木はほとんどが白梅で、これらが満開になると非常に美しく、甘酸っぱい香りと共に人々の目に飛び込んでくるのは純白の羽二重を広げたような美しさだそうです。梅は早春に咲く花であることから、青谷梅林ではキャッチフレーズを「春は城陽から」として梅まつりが開催されます。

この梅まつりは1984年から毎年開催されており、2月から3月にかけて行われるそうです。JR奈良線山城青谷駅前には梅まつりの季節になると赤いのぼりが飾られるそうです。約20分ほど2キロメートルの道のりを歩いていくと、甘酸っぱい香りがほんのりと漂ってきて、梅林に到着します。淡い紅色や白色の花が美しく咲き、訪れる人々を迎えてくれます。梅まつりの頃には駅に道案内の看板、そして道中には標識が立てられており、後どのくらいで梅林に着くのかがわかるようになっています。青谷梅林振興協議会の主催で行われるこの梅まつりは、春の風物詩として人気で、各地から毎年約2万人もの観梅客がやってきて、梅を堪能するのだそうです。

梅まつりが終わりしばらくすると、農家の人々はいよいよ収穫の時を迎えます。青谷梅林は観光地としてだけではなく生産梅林として有名で、果実からいろいろな製品が作られます。大きく分けると大梅と小梅があり、大梅は城陽特産の梅酒や和菓子の原料となり、小梅はかりっとした歯ごたえが人気の美味しい梅干しになります。この梅林では毎年約160トンの梅を生産しており、そのほとんどが京都や名古屋の方に出荷されていきます。京都府の中では栽培面積、生産量、共に一位だそうです。梅干し用に収穫された梅は8月の最も暑い時期の日の光の下に「三日三晩」干されます。こうして夏の恵みを受けて、美味しい梅干しが仕上がるそうです。

青谷梅林散策コース

青谷梅林

青谷梅林の梅は見事で大変見る価値がありますが、梅林を通る散策コースでは梅以外にも歴史を知ることのできる要所があります。観梅と共にこの土地の素朴な歴史を見てみてはいかがでしょうか。産土神(うぶすながみ)を祀っている中天満神社には菅原道真公の有名な歌碑があります。石段を登っていくと大きな絵馬があります。この絵馬にはおかげと書かれたのぼりが描かれていて、「おかげ踊り」の絵馬という府内でも数の少ない貴重なものだそうです。奉納されたのは幕末である1827年だそうです。続いて竹藪を歩いていき、その後の小径を横の石垣を見ながら歩いていくと竜福寺へ続く参道に行けます。竜福寺は1607年に建てられたとされており、阿弥陀如来像が本尊に置かれています。そこから旧中村である古い家並みを通って進んでいくと、JR奈良線山城青谷駅へ戻り、一周できます。参拝などを含めて約1時間30分ほどで回れる散策コースとなっており、梅林でピクニックのようにお弁当を広げてみんなで楽しむのもおすすめです。春を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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