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伏見稲荷の初午大祭

寒明けの候、いよいよ御清祥のこととお喜び申し上げます。平素より当店をご贔屓下さいまして誠にありがとうございます。

初午大祭というお祭りをご存知でしょうか。これは伏見稲荷大社で2月に行われるお祭りです。しるしの杉という護符が配られたり、奉納の舞が見られる魅力的なお祭りです。本日は伏見稲荷の初午大祭についてくわしくお話ししていきたいと思います。

 

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

まずは初午大祭が開かれる伏見稲荷大社についてご説明したいと思います。伏見稲荷大社は以前は稲荷神社と呼ばれていた、京都市伏見区に位置する歴史ある神社です。稲荷山全体が神域とされており、最初の一番鳥居から本殿まで歩くだけでもかなり距離のある広い神社です。伏見稲荷大社は稲荷神社の総本社で、稲荷神社は全国に3万社ほどあると言われていますので、その頂点にあると言えます。境内は表参道の一番鳥居から楼門、外拝殿、内拝殿、本殿と一本の線上に並んでいます。願い事が通ることと鳥居を通ることをかけて、願い事をかなえてほしいと鳥居が奉納されてきたこの大社には現在鳥居が1万基ほどあると言われています。かの有名な千本鳥居は通るとなんだか異世界に通じているような不思議な雰囲気があり、伏見稲荷大社は是非一度は訪れていただきたいおすすめの神社です。

 

初午大祭

伏見稲荷大社 初午大祭

そんな伏見稲荷で有名な行事として知られているのが初午大祭です。初午大祭が行われるのは毎年2月の最初の午の日と決まっています。稲荷大神が一番初めに稲荷山に鎮座したのが711年の初午の日だったことからこの日に行われるそうです。初午大祭の日は稲荷山の杉と椎の枝で作られた「青山飾り」と呼ばれるものを本殿に飾るそうです。

初午大祭ではまず朝の8時から「しるしの杉」と呼ばれる護符が参拝者に授与されます。これは古くから大切にされている商売繁盛・家内安全の御符です。この「しるしの杉」を求めて約10万人の人が全国から伏見稲荷大社を訪れるそうです。伏見稲荷大社の本殿では8時から神事が行われ、雅楽の演奏に合わせた神楽女の美しい舞なども見ることができます。「しるしの杉」は1年の内この日にしか受け取ることができないので、初午大祭の日に稲荷大社に行く機会があれば8時に訪れてみてはいかがでしょうか。

そして初午の日には必ず食べるものがあります。それはいなり寿司です。伏見稲荷大社の名前の一部にも稲荷と使われているように、いなり寿司と稲荷神社は深い関係があります。稲荷神社と言えばお稲荷様、お稲荷様の使いをしている動物と言えば狐です。この狐が大好きな食べ物が油揚げで、油揚げをお稲荷様にお供えするのが習わしとなっています。その油揚げを炊いて酢飯を詰めたお寿司が出来上がり、これを稲荷神社、お稲荷様にちなんでいなり寿司と呼ばれるようになったそうです。もし、初午の日に稲荷大社に行かれた際にはいなり寿司を召しあがってはいかがでしょうか。

そして、初午の日でなくても見ることはできますが、伏見稲荷大社に行ったら是非じっくり見てほしいのが千本鳥居です。朱色の鳥居がずらりと並び、鳥居と鳥居の間からすっと差し込む日の光はなんとも美しく神秘的です。国内だけではなく海外からの観光客にも大人気のスポットとなっています。そして、この千本鳥居を通って頑張って山を登ってもらい、できれば四ツ辻まで行ってみてください。四ツ辻からは美しい京都の街並みが一望できます

初午大祭では商売繁盛や家内安全を願い多くの方々が訪れます。商売人の方のみならず様々な方が様々な願いを込めてお参りしてきた伝統ある大祭です。

是非皆様も機会がございましたら訪れてみてはいかがでしょうか。数ある神社のお祭りのなかでも特におすすめしたいですね。必ずやご利益があることでしょう。

さて、当店ではしゃぶしゃぶ、すき焼きはもちろんのこと様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
初午大祭のしるしの杉のようなご利益があるとは申し上げられませんが自慢の料理で皆様を笑顔にして差し上げることはできると思っております。是非一度ご来店してみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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