ブログ京都四条烏丸店

丹波栗のご紹介です。

年末にはお正月のために黒豆を煮る方も多いかと思います。黒豆の有名ブランドに丹波の黒豆がありますよね。仕上がりがふっくらして、粒が大きく美味しくて人気があります。そんな丹波地方にはもう一つ特産品があり、それが丹波栗です。
本日は、丹波栗についてお話させていただきたいと思います。

 

丹波栗とは

丹波栗

丹波栗とは現在の京都府から兵庫県までを指す丹波地方で栽培されている和栗の総称です。オウグリと呼ばれることもあります。有名な品種には銀寄(ぎんよせ)があり、「銀善」や「銀由」と呼ばれることもありました。

栗の重さは1つあたり20~25gとずっしりとしていて、甘みがあり柔らかいという特徴があります。その一方で保存にはあまり向いていないという欠点もあります。栗の主成分は炭水化物で、他にブドウ糖やショ糖を含むためほんのりと甘さがあります。丹波栗はこのブドウ糖やショ糖を他の栗より多く含んでいるためより甘みを感じるのが特徴です。ビタミンB1やビタミンCも豊富で、消化や吸収に優れていると言われています。そのため、最近では健康食品としても人気があるそうです。

丹波栗については、古くは日本書紀の中にも出てきています。その後も幕府や朝廷に献上するものとして丹波栗が用いられていたとする文献があります。美味しさと献上していたということから名声が高まり、参勤交代を皮切りに一気に全国に広まり、祝儀物として贈られることが多かったようです。

丹波地方は急な山が多く田畑を作るには適さない場所もありましたが、その特徴は栗を作るに適し、気候風土の恩恵を存分に受けて、美味しい栗が取れるそうです。何度も品種改良を重ね、実が大きく、味が良くなりました。現在では全国のパンやお菓子などの材料にも使われる、日本の栗の中でも有名なものへと成長しました。

丹波地方では栗と共にお節の煮豆に使用される丹波の黒豆が特産品として有名になっています。

広島県庄原市西城町平子に「平子のタンバグリ」と呼ばれている立派な木があり、こちらは広島県指定天然記念物になっているそうです。

丹波栗のおいしい食べ方

 

せっかくなので、丹波栗を使って作る美味しい料理を2つご紹介していきたいと思います。

まずは甘露煮をご紹介します。材料は、栗1kg、砂糖500g、みりんとクチナシの実を適量です。

作り方はシンプルです。まず栗の皮をしっかりとむいてください。内側の渋皮も残さずにむいてください。砂糖より少し多いくらいの水を一度沸騰させて、その中に砂糖、栗、その他を入れてとろ火でじっくり煮れば完成です。

次に栗おこわをご紹介します。材料は、もち米5カップ、栗、塩小さじ2です。

まず、栗は甘露煮同様にしっかりと皮をむきます。また小豆は硬めに炊きます。蒸し器の中に敷き布を広げて材料をすべて入れ蒸してください。途中で2~3回小豆の湯をふってください。そうすることで美味しく仕上がります。もち米がふっくらと炊ければ完成です。

 

 

丹波栗の栄養や旬

丹波栗2

丹波栗の栄養については始めの方で若干触れましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。そもそも栗の旬は9~10月頃で、早いものは8月頃に収穫されます。

栗の主成分はでんぷん質ですが、他にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分が含まれており、栄養満点です。特に栗を食すことで亜鉛を取れるのは嬉しいところです。現代人は亜鉛が不足する傾向にあるとされており、亜鉛の不足は味覚障害などを引き起こす可能性があります。

栗に含まれているビタミンB1にはエネルギー代謝を助けてくれるチアミンという物質が入っており、滋養強壮・疲労回復に効果があるとされています。またカリウムも含有しているので、体内のナトリウムを排出する作用があり、むくみを防いでくれるとも言われています。一般には加熱すると壊れるとされるビタミンC にですが、でんぷん質に含まれているので壊れにくく、蒸した栗からも摂取できるのが嬉しいですね。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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