ブログ京都四条烏丸店
京都伏見の日本酒
京都伏見の日本酒を召し上がったことはありますか。京都伏見の水は名水100選にも選ばれている美味しい水で、その水から造り出した日本酒は美味で、日本酒製造量は全国2位です。伏見には日本酒を飲み比べできるお店もあるほど、酒どころとして栄えています。本日はこの伏見の日本酒についてご紹介します。
京都伏見について
京都伏見は安土桃山時代から日本有数の酒処として栄えました。幕末の志士たちが活躍した伏見では水運と酒蔵が栄え、現在でも昔ながらの酒造や坂本龍馬で有名な寺田屋という旅館などがある風情のある町です。観光スポットになっている場所も多く、京都から京阪線や近鉄線に乗って約10分と交通の便の良いところにあります。有名な観光スポットとしては伏見稲荷神社があげられ、一年を通して観光客でにぎわってます。京阪線の伏見桃山駅や近鉄線の桃山御陵駅を降りると、まず人々を迎えてくれるのは御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)の大鳥居です。平安時代から続く由緒ある神社で、伏見の酒造りとも縁が深く、安産の神様を祀っていてとても魅力があるので、近くに寄った際にはぜひ訪れてみてください。862年に境内から良い香りの水が湧き出してきて、この水を飲んだ清和天皇の病が治ったと言われているのだそうです。そのため、御香宮という名前になったそうです。
良い日本酒を造る重要な要素はいくつかありますが、水の質はお酒の品質を左右します。ですので、日本酒が有名な土地には良質な水が流れていることが多いです。伏見も名水の地として古くより親しまれてきました。伏見には、「伏見七名水」というものがあり、御香宮の「御香水(ごこうすい)」もこの一つです。
御香宮神社について
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ、ごこうぐうじんじゃ)は京都市伏見区にある神社です。
主祭神が神功皇后で、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀っています。神功皇后の神話から、安産や子育ての神として信仰を集めています。そのため安産を願って戌の日にここを訪れる方も多くいます。また小堀政一(遠州)が作ったとされる美しい庭園もあります。創建の由緒はわからないようですが、清和天皇から「御香宮」という名前を授かるまでは「御諸神社」と呼ばれていたそうです。
この湧き出た水は「御香水」として名水百選に選定されており、美味しいのでボトルを持参して取水する地元民も多いです。
伏見の日本酒
伏見のお酒の歴史は豊かな自然風土の上に成り立ち、更には京都独特の文化によって磨き上げられました。
伏見の酒造りの歴史は長く、日本に稲作が伝わったとされる弥生時代に起源を持っていると言われています。
酒造りの伝統が認められ、一般に広がったのは安土桃山時代になってからです。
安土桃山時代に伏見は伏見城と共に大きく栄え、その影響で伏見の味の良い日本酒も脚光を浴びるようになりました。
江戸時代になると更に伏見は栄え、水陸の交通が発達していきます。酒造家も急激に増え、今日の銘醸地としての基盤はこの頃にできたとも言えます。明治には伏見は天下の酒どころとして全国に知れわたり、酒どころとしての不動の地位を得るようになります。
お酒は一升の量を造るのに約8倍のお水が必要だと言われています。そして、酒のおいしさのカギを握る水の質も重要です。豊かな自然が育んだ質の高い伏流水が豊富な伏見は、“伏水”とも書かれていました。雨は桃山丘陵によって濾過され地下水となりやがて湧き水となって地上に出てきます。この良質な水の旨味が贅沢に息づいた伏見の酒を召し上がってみてください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。