ブログ京都四条烏丸店
冬の京野菜
霜寒の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。本日は、冬に採れる京野菜についてお話させていただきたいと思います。京野菜には様々な伝統のある野菜があります。どれも栄養豊富で美味しいのでぜひここで特徴を覚えていっていただけたらなと思います。それではご紹介していきます。
聖護院かぶ
聖護院かぶは京野菜でも有名な野菜です。特徴はきめが細やかで緻密な肉質。さらに歯切れのよい食感をしています。千枚漬けに使われているので食べたことがある方は多いのではないでしょうか。その他にもかぶら蒸しやサラダなどに使われることが多いようですね。
栄養に関しては何といっても食物繊維が豊富です。さらに、ビタミンA、B1、ミネラルにカルシウムなど大切栄養分が豊富に含まれています。特に葉っぱの部分には根っこの部分と比べ物にならないくらい多くの栄養が含まれています。
スーパーなどで買う際には葉っぱが濃い緑色をしており、茎がまっすぐなもの、キズが少なくハリがあるものを選びましょう。あとは葉と根のつなぎ目が白いものが新鮮と言われていますので注意してみるようにしてみてくださいね。
海老芋
サトイモの一種です。見た目が海老に似ていることから海老芋と言う名前になったそうです。特徴は煮込んでも崩れにくく仲間で味がしっかりとしみ込んでくれることが挙げられます。また、粘り気が多く良くしまった質感も特徴的です。棒鱈とともに煮つけたものが良く食べられています。海老芋は11月から1月が旬と言われています。
海老芋の栄養で特に知っておきたいのがビタミン類とミネラル類が多く含まれているという事です。コレステロールを抑える効果と動脈硬化の予防にも効果的な食材なのです。
また、ビタミンB2がふくまれており、これは脂肪燃焼に効果が高いです。ですから、ダイエットをしている方にもお勧めしたい食材の一つです。
独独のぬめりは解毒作用のあるシュウ酸と言われる成分です。これは肝臓、腎臓を丈夫にしたりしてくれますし老化の防止にも効果的なのだそうです。
こちらも買う際には傷がなくてふっくらとしたものを選びましょう。ずっしりとしていて身がしまっていると感じるものは美味しい海老芋だと思います。もって柔らかいものは敬遠しましょう。
丹波栗
続いては丹波栗をご紹介していきます。丹波栗の特徴は大きさ甘みにあります。
昔から朝廷への献上品になっており古くから京野菜としての地位を確立しています。丹波栗は大変手間暇をかけて栽培するそうです。その抜群の品質管理に加えて丹波氏に山の温暖な気候に秘密があります。それに加えて生産者の努力により私たちは美味しく食べることが出来ています。
栄養面で見てみると、丹波栗の主成分は炭水化物です。それに加えてブドウ糖とショ糖が多く含まれているため他の栗より甘みが多いです。ビタミンB1やビタミンCも含まれているので消化が良いと言われています。皮にはタンニンが含まれています。
貧血予防や便秘の改善も期待できるようなので妊婦の方にもお勧めしたい食材ですね。
今回は冬に旬を迎える京野菜についてお話させていただきました。ここではごく一部しか紹介できませんでしたが他の京野菜について興味を持っていただき、特徴を調べ、食べることにより効果を感じていただけたらと思っております。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。