ブログ京都四条烏丸店

2017.6.10

宇治の新茶

皆様は日ごろ、緑茶を飲む習慣はありますか。日本人は昔から緑茶を好み、今日では風邪予防などにもなると人気です。5月になると新茶が出て、お気に入りのブランドを買われる方もいらっしゃるかと思います。緑茶で有名なもの中に宇治の緑茶があります。本日は宇治の緑茶、特に新茶についてお話させていただきたいと思います。

新茶とは宇治茶

新茶とは収穫の時期の一番初めに新芽のみを摘み、そこから作られたお茶のことです。新茶以外に一番茶とも呼ばれます。新茶は、旬・初物という意味合いから、一番茶はその年の一番初めの茶摘みで作られたお茶だから、塚られた名前だそうです。新茶の茶摘みはだいたい5月初旬頃に最盛期となるようです。

緑茶にはカフェインやカテキンが含まれていることはご存知な方も多いかと思いますが、新茶の嬉しい効用としてテアニンを多く含むことがあげられます。テアニンは2番茶より1番茶、1番茶の中でも若芽の多いお茶に多く含まれています。テアニンの効用は主に二つです。一つはカフェインの作用である興奮を抑え、リラックスさせてくれます。なので、緑茶を飲むと夜眠れなくなるという現象が和らぐのです。

宇治茶について

宇治茶 新茶

宇治茶は日本の緑茶を代表する有名なものです。京都府・奈良県・滋賀県・三重県で摘まれたお茶を京都府内で宇治地域に由来する製法でお茶へと加工されます。宇治茶は静岡茶や狭山茶と共に日本三大茶として人々に親しまれています。また狭山茶は生産量が少ないことから、これを抜いて宇治茶と静岡茶で日本二大茶とも言われているそうです。宇治茶が生産され始めたのは鎌倉時代と考えられており。室町時代になると室町幕府の将軍や武将が茶園を設けていったそうです。

戦国時代になると茶園全体を葦や藁で覆い、光をさえぎって栽培される覆下茶園で作られる高級茶として宇治茶は地位を固めていき、江戸時代には幕府などに献上されるようになっていったそうです。

現在では観光地として人気の京都に置いて、宇治の土産物として有名になりました。宇治市の宇治橋通りや平等院通りなどの中心部には茶店が沢山あり、観光客が休みながら銘茶を飲んでいる姿をよく見かけます。宇治市の茶園は80ヘクタールほどの広さがあり、これが私たちのイメージする宇治のお茶の景色です。全国茶会サミットでは「自治体内に100haの茶園面積を有すること」が条件となっていますが、宇治は特例でメンバーとなっているのだそうです。

宇治茶の生産地と定義

宇治茶と言えば玉露や抹茶などをはじめとして高級茶が多く存在しますが、2004年3月25日に社団法人京都府茶業会議所が宇治茶の定義を明確化しました。そのまま引用すると、「宇治茶は、歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で京都府内業者が府内で仕上げ加工したものである。ただし、京都府産を優先するものとする。」のだそうです。この基準は近年食品に対して原産地や成分の記載など表示基準を厳格化させるという流れを受けて設けられました。しあkし、その具体的な割合は公表できず、少なくとも宇治茶ブレンドは宇治茶を50%以上使用していないといけないという決まりはあるそうです。

このように宇治茶は様々な厳しい決まりにより洗練されたお茶として皆様の元へと提供されつづけてきました。まして、宇治の新茶を飲めば心が穏やかになり、リラックスできること間違いありません。是非皆さま一度お茶菓子などとともに宇治の新茶で一服してみてはいかがでしょうか。和の心を感じていただけるはずです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。
必ずやご満足していただけると思っております。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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