ブログ京都四条烏丸店

海老豆ー滋賀の郷土料理について

滋賀の郷土料理である「海老豆」をご存知でしょうか?「えび豆煮」とも呼ばれるこのお料理は、琵琶湖周辺の地域に古くから伝わる伝統的な料理で、京都のおばんざいの一つでもあります。

本日は、滋賀の郷土料理である「海老豆」についてお話させていただきたいと思います。

海老豆とは

海老豆
冒頭でもご紹介したように、「海老豆」とは滋賀県の郷土料理で、京都のおばんざいの一つでもある伝統的なお料理なのです。琵琶湖で獲れるスジエビと大豆を甘辛く炊き合わせたもので、「えび豆煮」とも呼ばれて親しまれています。

普段の食卓に並ぶことはもちろん、海老豆は「エビのように腰が曲がるまでマメに暮らせますように」との願いを込めて、長寿のお祝いの際にも作られます。ふっくらとやわらかな大豆と、スジエビの上品な風味を堪能することができます。

スジエビとは

スジエビ
海老豆に欠かせない食材でもあるスジエビは、滋賀では身近な食材でもあります。大きさは3㎝~5㎝ほどで、胸にスジが見えることから、このような名前が付けられたのだそうです。スジエビ漁のピークは1月~2月と、まさにこれからが旬の時期です。獲れたてのスジエビは透明感のある美しいあめ色をしていますが、火を通すと華やかなピンク色に変化するのが特徴です。
海老豆にして食べるのが定番ですが、かき揚げにして食べるのもおすすめです。

ちなみに、スジエビが獲れる琵琶湖の周辺は大豆栽培が盛んな地域で、古くから法事や祭りなどの際には大豆を使用した料理がたびたび登場します。海老豆は、湖の幸と田畑の幸の両方を一度に楽しむことができるお料理なのです。

海老豆の作り方

普段の食卓にもおすすめな海老豆は、もちろんご家庭でも作ることができます。スジエビがなかなか手に入らないという場合には、桜エビで代用しましょう。

【材料】
・茹で大豆
・乾燥桜エビ
・醤油
・ザラメ(砂糖)
・酒
・みりん
・酢

【作り方】
まず、鍋に醤油、ザラメ(砂糖でもOK)、みりん、酒を入れて弱火にかけます。
ザラメが溶けたら、大豆と桜エビを加え、水分がなくなるまで煮詰めましょう。
水分がなくなってきたら、酢を加えてさらに煮詰めます。
水分がなくなって程よくに詰まったら完成です。

海老豆は、ふっくらと柔らかい大豆と、上品な味わいのスジエビとの相性が抜群な伝統的なお料理です。機会があれば、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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