ブログ京都四条烏丸店
石庭
みなさま、石庭と聞いてどのようなイメージがありますか?そもそも「石庭」とは草木をほとんど使わず石や砂だけで表現した庭のことであり、京都でも数々の石庭があり四季折々の表情を鑑賞することができます。
石庭について
京都では数々の寺院があり寺院巡りをされる方も多いかと思いますが、その中で石庭も外せない見所の一つとなっています。石庭と聞いてなんとなくイメージが湧くと思いますが、それと似た意味の言葉で”枯山水”や”日本庭園”というのがあります。みなさま、この違いをご存知でしょうか?
実は明確な定義があるわけではないのですが、日本庭園のうち水を用いらず石や砂で自然の風景を表現する様式のことを指すのが”枯山水”と呼ばれ、枯山水のうち草木をほとんど使わず石や砂だけで表現された庭のことを”石庭”と呼ばれています。
この文化は室町時代に中国から渡ってきた山水画の影響からと言われており、禅宗寺院で発展したといいます。京都では龍安寺の石庭が有名ですが、その他にも銀閣寺や健仁寺、南禅寺などに素晴らしい石庭が数々あります。
龍安寺の石庭
龍安寺は京都市の北部に位置し、石庭が有名と知られるお寺です。龍安寺の石庭の歴史は520年ほどであり、作られた理由や作庭者がわかっていないことから謎が多いと言われ、今ではそれが人を魅了する要素となり京都では有名な石庭となっています。
また龍安寺の石庭は水を使わずに山や川を表現する枯山水であり、1975年にエリザベス2世が石庭を称賛したことがきっかけで世界的にも有名となりました。
春になると大きなしだれ桜が圧巻であり夏には新緑、秋は真っ赤な紅葉に冬は雪が降ると砂紋に白い模様が浮かび上がり一年を通して様々な表情を楽しむことができるのが魅力の一つです。
石庭には大小含め15個の岩が無造作に配置されていますが必ずどれかの岩が他の岩に隠れ最大でも14個しか見えないようになっており、15石で5つの石組みで構成された石庭は黄金比や遠近法という西欧手法がとられています。
訪れた際は是非お堂の縁側に座って鑑賞してみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。