ブログ京都四条烏丸店
青梅の甲州煮の作り方
青梅甲州煮とは、青梅をぶどう酒やワインを使用して煮たもので、色や形がブドウに似ていることから、「ぶどう煮」と呼ばれることもあります。とろりとした食感に、甘酸っぱい味わいは、クセになる美味しさです。
本日は、青梅甲州煮についてお話させていただきたいと思います。
甲州煮とは
梅の時期になると、梅酒や梅シロップなどをご自宅などでも作る方が多いですが、今年は少し大人の甲州煮に挑戦されてみてはいかがでしょうか?
まず甲州煮とは、冒頭でもご紹介した通り、ぶどう酒やワインを使用して煮たものです。
本日ご紹介する青梅の他にも、黒豆を煮た「ぶどう豆」や、小ナスを煮た「ぶどう茄子」に加えて、「イチジクの甲州煮」や「リンゴの甲州煮」などといったものもあります。
まずは、「青梅甲州煮」の作り方をご紹介したいと思います。
使用する梅は、水を張ったボールに入れて一晩おきます。
一晩水につけておいた梅は、水気をよく切り、へたを一つ一つ丁寧に取っていくと同時に、
1個につきだいたい10個ぐらいの穴を竹串などで開けて行きます。
下準備が完了した梅は鍋に入れ、そこへ赤ワインと砂糖を加えましょう。
それらを火にかけ、沸騰したらすぐに火を止めます。
そのまま冷めたら、「青梅甲州煮」のできあがりです。
出来立てをすぐにたべることもできますが、まだ酸味が強いので、できれば4日から1週間程度置いて味をなじませてから食べるのがおすすめです。
煮込む際に使用した赤ワインにも、青梅のエキスがうつっているため、美味しくいただけるかと思います。
この「青梅甲州煮」は、ワインで見込むだけの簡単なお料理ですので、みなさんもぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、ゼリーや和菓子などに使用することもおすすめです。
青梅について
青梅とは、文字通りまだ熟していない青い色をしている硬い梅のことで、初夏に旬を迎えます。
梅には疲労効果があるほかにも、食欲を増進する効果もあるため、暑さで食欲が落ちてしまった際にもおすすめの食材です。このように、梅が持つ疲労回復効果は、梅の酸味成分でもある有機酸によるものです。有機酸とは、糖質の代謝を促進すると同時に活性化させる働きがあるため、摂取した栄養素を素早くエネルギーに変えることができるのです。
また、疲労回復効果の他にも、肩こりや腰痛の緩和も期待できることに加えて、疲れにくい身体をつくることにも役立ちます。
さらに、梅にはカルシウムや鉄分の吸収を促進させる作用もあるので、成長期のお子様やカルシウムの吸収が悪くなる高齢者の方にもおすすめです。
日頃から不調を感じている方は旬の梅を食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。