ブログ京都本店

2020.5.10

年の初物、一番茶について

一番茶は4月下旬〜5月上旬に摘採時期を迎え、今季は旬のお茶が味わえる季節です。冬を超え、毎年春になると一番茶を楽しむことも日本人ならではの風習ではないでしょうか?
本日は、旬の「一番茶」についてお話しをさせていただきたいと思います。

一番茶とは

一番茶について
お茶は通年収穫されていますが、「一番茶」とは4月下旬〜5月上旬に摘み採った物を指します。または新茶とも呼ばれていますが、新茶は一番茶と同じであり、年の初物という意味が込められています。お茶の芽は冬の時期は休眠状態となり成長が止まっていますが、3月になり気候が暖かくなってくると芽の成長が始まります。その後一ヶ月程かけて、ゆっくりと新芽を出し一葉・二葉と成長し、一番茶の摘採時期を迎えます。
一番茶はポリフェノールの一種であるカテキンが少なく、また、旨味の主成分であるテアニンが二番茶の3倍以上あり、旨味が多いお茶であることが特徴です。
テアニンが豊富である理由は、冬の休眠時期に蓄えた栄養素が濃縮されているためです。そのため後に収穫される二番茶よりも、一番茶の方がテアニンが豊富に含まれています。

一番茶はコクと旨味成分がギュッと詰まっていることが魅力で、さらに香りも楽しめるお茶なのです。

お茶は、お湯の温度で味わいが変わるので、渋めに味わいたい時は80度〜90度。甘みを味わいたい時は50度〜60度の温度で煎れます。お湯の温度を調節し、様々なお茶の風味を味わってみてはいかがでしょう。

一番茶と二番茶の違いは?

一番茶と二番茶の違い
一番茶を収穫した後、二週間程で新たな芽が成長し始めます。二番茶とは二回目に収穫した物を指し、香り高くさわやかな味わいが楽しめます。
また、二番茶の成長時期は暖かい気候が続く時期なので、強い紫外線から身を守るためにポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれています。一番茶より二番茶の方が苦味が感じられますが、カテキンやカフェインが豊富に含まれているので食中毒や生活習慣病の予防に効果的であると言われています。

お茶は収穫時期によって含まれる成分が異なり、通年様々な風味や味わいを楽しむことができます。是非、今季が旬の「一番茶」を味わってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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