ブログ京都本店
2019.11.27
「なまこ」について
本日は、冬の食材なまこについてお話させて頂きます。
なまこの旬は海水の温度が下がる11月から3月頃までというところが多いようです。
日本各地に生息し、成長すると20cm~30cmになります。ヒトデやウニの仲間(棘皮動物)
で日本近海では年間6000トン程水揚げされています。
海辺などで見かけた事のある方も多いのではないでしょうか。
なまこは体の色の違いからアカナマコ、青ナマコ、黒ナマコに分けられます。
主にアカナマコは外海の岩場に生息しており、青ナマコ、黒ナマコは内湾の砂泥に生息しています。
ナマコの生態について
ナマコはホスロリンという毒をもっていて魚には食べられない性質を持っています。
もちろんヒトには無害です。
体の9割が水分で、驚くべき再生能力を秘めており、半分に切られても3か月ほどで
再生し2匹となります。
なまこの名前の由来
元々ナマコは「古」と呼ばれており、生状態のナマコは「生」だから、生古→なまこと呼ばれていたそうです。
よく高級料亭で使われている「このわた」はナマコの腸の塩辛ですがこちらも
「古」のワタである事に由来しています。
また、体にイボ状の突起があることから英語名は「海の胡瓜」と呼ばれています。
これからの時期、お酒を飲む機会が多くなるかと思います。
ナマコの酢の物や海鼠腸、このこなど日本料理には欠かせないナマコ料理がオススメです。
瓢斗 京都駅前本店
廣瀬 真人