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亥子祭(いのこさい)について

「亥子祭(いのこさい)」という毎年京都で行われているお祭りを、みなさまご存知でしょうか?京都では、古くから伝わるお祭りがそれぞれの寺院などで現代でも行われていますが、「亥子祭」は古くは平安時代に宮中行事として行われていた行事を再現した優雅なお祭りなのです。

本日は、「亥子祭(いのこさい)」についてお話させていただきたいと思います。

亥子祭(いのこさい)について

護王神社
亥子祭とは、平安時代の宮中で行われてきた「御玄猪」と言う行事を再現した優雅なお祭りです。神職と5人の女房が亥子餅つきの儀式を奉仕する神事で、まるで平安絵巻のような世界を堪能することができます。

旧暦の10月にあたる亥の月、初亥の日、亥の刻(21時~23時)に「亥子餅(いのこもち)」を食べると病にかからないという言い伝えがあり、中国から伝わったとされています。

亥子餅(いのこもち)とは?

亥子祭に欠かせない「亥子餅」とは、「亥」の文字が使用されているように猪に似せた模様を表面に焼きごてでつけたり、餅の表面に猪の焼印をつけたもの、地域によっては単純に紅白のお餅や表面にゴマや豆などをまぶしたものなどがあります。このように、亥子餅には特に決まった形や見た目、味などはなく、地域差があるようです。
古くは、この亥子餅を家族で食べて無病息災や子孫繁栄を願ったとも言われており、平安時代には人々の間で亥子餅を贈りあう風習もあったのだそうです。

それにしても、なぜ猪なのかと言うと、猪は子供をたくさん産むことから、それにあやかって子孫繁栄を願うことを意味するようになりました。亥子餅を食べて無病息災や子孫繁栄を願うお祭りは、初目の頃は上記で触れたように平安時代の宮中行事に取り入れられていましたが、次第に庶民の間にも広まり、収穫のお祭りとして行われていたようです。

2019年の亥子祭の詳細

護王神社
亥子祭は、毎年11月1日に執り行われる行事で、護王神社にて午後5時より開始されます。見学するだけであれば無料です。

場所:護王神社
住所:京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話番号:075-441-5458
アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町駅」徒歩7分・市バス51系統「烏丸下長者町停」下車すぐ

無病息災、子孫繁栄を願う、年に一度の亥子祭。優雅に繰り広げられる「おつき式」は必見です。京都にお越しの際は、ご覧になってはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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