ブログ京都本店

2019.3.19

京都のお豆腐について

京都グルメと言ったら、湯豆腐などの豆腐料理が挙げられますが、なぜ京都のお豆腐がそれほど美味しいのかをみなさんご存知でしょうか?お豆腐は日本全国で作られていますが、その中でも京都のお豆腐が美味しいと言われているわけは、京都のお水にあるようです。

本日は、京都のお豆腐についてお話させていただきます。

お豆腐について

豆腐
お豆腐は、いつ頃日本に伝わったのかははっきりとされていませんが、もともとは中国で食されていて、日本に伝わったものとされています。
多くの方がご存知の通り、7世紀ごろに中国から仏教が日本へ伝わりましたが、豆腐が伝来したのもその頃なのではないかと言われています。京都に数多くあるお寺での食事に用いられることも多く、現在に至るまで精進料理には欠かせない食材となっています。

豆腐が一般的な庶民にまで広がったのは、江戸時代になってからで、その当時の文献によると、京都の豆腐は非常に美味しいと評判だったようです。

お豆腐には、大きく分けて「木綿豆腐」と「絹豆腐」がありますが、昔の木綿豆腐は現在のものと違って非常に固いものでした。しかし、京都・嵯峨野の豆腐店が「嵯峨豆腐」を開発・製造してからは京都の豆腐は柔らかくてなめらかだというイメージが定着したそうです。嵯峨豆腐は、なめらかな口当たりに加えて、大豆本来の風味もしっかりと感じることのできるため、それまでのお豆腐のイメージが変わり、大評判となったのです。

一般的にお豆腐を製造する際に凝固剤として使用されるのは「にがり」ですが、嵯峨豆腐を製造する際には「すまし粉(硫酸カルシウム)」が用いられています。すまし粉とは、大豆たんぱく質と水分を一緒に固める性質を持っているため、なめらかでみずみずしい食感に仕上げることができるのだそうです。

京都のお豆腐が美味しい理由

豆腐
京都と言ったら「お豆腐」というぐらい、京都のお豆腐は格別に美味しいと言われていますが、なぜ京都のお豆腐はそんなにも美味しいと言われているのでしょうか?

その理由は、お豆腐を製造される際に使用される水にあります。豆腐はそのほとんどが水分ですので、製造される際に用いられる水は、風味の決め手となるとても重要な要素となるのです。京都は、良質な地下水や清水に恵まれている土地であり、そのような水が使用されることで風味の良い上品な味わいのお豆腐を作ることができます。それに加えて、お豆腐の原料となる大豆も、実は京都や京都から近い地域で採れるものを使用していることもあり、京都を代表する食材の一つとして多くの人を魅了しているようです。

お豆腐は、みそ汁の具材や冷ややっこなど様々な料理に使用することができる上に、栄養素も豊富に含んでいるにもかかわらず低カロリーな優秀食材です。
「まるで雪のようだ」とも言われた京都のお豆腐をぜひみなさまも楽しんでみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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