ブログ京都本店

2019.6.14

京都大原の柴漬け

京都大原の柴漬けは、昔ながらの伝統的な方法で作られている漬け物です。古くから京都・大原の名物として親しまれているこの柴漬けは、千枚漬やすぐき漬と並ぶ京の三大漬物としても知られているのです。

本日は、「京都大原の柴漬け」についてお話させていただきたいと思います。

古くから愛されている京都大原の柴漬けについて

柴漬け
伝統的な昔ながらの方法で作られ続けている京都・大原の柴漬けは、京の三大漬物として知られている有名な漬け物です。
この柴漬けの始まりは、遠方から来た人への「おもてなし」として漬けられた漬け物の「しば漬ひと樽」でした。
京都・大原とは、京都市左京区の比叡山の西麓に位置している静かな地域で、柴漬けの発祥の地でもあります。今から800年以上も前から京都・大原で作られ続けている柴漬けは、大原に暮らす昔の人々にとっての保存食でした。ご存知の方も多いかと思いますが、大原は山々に囲まれてるため、豊かな自然の中で多くの野菜が採れる地域でもありますが、厳しい冬の時期には野菜をとることができません。そのような時期のために長期間保存しておけるようにと、茄子などの野菜を赤紫蘇と塩で漬けたものが、現代でも多くの人々に愛されている大原の柴漬けの始まりだったのです。
漬けこむ期間は、1か月から1年と、好みによって様々なのだそうです。漬け込みされた期間の異なる柴漬けを食べ比べてみるのも、楽しそうですね。

うつくしい紫色が特徴の柴漬け


炊きたてのご飯との相性が抜群な柴漬けは、見た目にも鮮やかな色も美しいものです。文字通りに美しい紫色をしている柴漬けは、千枚漬やすぐき漬と並ぶ京都の三大漬物の一つとしても知られています。
柴漬けにはキュウリやナスなどの野菜が用いられ、鮮やかな紫色と酸味を持っているのが特徴です。柴漬け作りに欠かせない赤紫蘇は、古くから大原の名産物でした。
京都・大原の赤紫蘇は、葉が厚く美しい紫色をしていることに加えて、香りが良いのが特徴ですので、味も見た目も素晴らしいものです。

平家の滅亡後、大原に隠棲していた建礼門院が、差し入れされた紫色をした漬け物のことを「柴漬け」と名付けたと言われています。

もともとは、厳しい冬を乗り越えるために作られていた大原の柴漬けですが、最近では全国で手に入れることができるほど多くの方に親しまれている漬け物ですよね。
ぜひ、京都を訪れた際には本場・大原の柴漬けを召し上がってみてはいかがでしょうか。
炊きたてのご飯にはもちろん、お茶づけやおにぎりにもおすすめです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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