ブログ京都本店

2019.10.21

京都水尾の柚子について

京都水尾の柚子の魅力をみなさまご存知でしょうか?秋の京都と言うと、有名観光名所で見ることができる美しい紅葉をイメージする方が多いかと思います。しかし、実はちょうどその紅葉の時期に収穫の時期を迎える柚子も、秋の京都の魅力の一つなのです。

本日は、「京都水尾の柚子」についてお話させていただきたいと思います。

京都・水尾は「きれいな水が湧くところ」

水尾の柚子
水尾とは、京都市右京区の北西部に位置している小さな集落です。愛宕山の南麓にあり、四方向を山に囲まれている集落なのです。現在では「水尾」と表記されていますが、古くは「水ノ尾」や「水雄」とも表記され、「みずのお」「みのお」とも呼ばれていました。
水尾は、「きれいな水が湧く所」という意味を持っていると同時に、「柚子の里」としても知られています。

京都水尾の柚子について

水尾の柚子

水尾は、日本国内における柚子の栽培の発祥の地でもあります。古くは鎌倉時代に天皇が柚子を植えたことが始まりだとされていて、かつては「柚子と言えば水尾」と言われていたほど、柚子の栽培で有名な地であったのです。もちろん現在でも水尾での柚子栽培は続けられていて、主に京都の料亭で高級食材としてその爽やかな風味が堪能されているのです。

高級品として知られている水尾の柚子は、香りが強いのが特徴です。柚子は成長が遅いため、一般的には別の木に柚子の木を接ぎ木して栽培されているのですが、水尾の柚子は種から栽培されているという点も、普通の柚子とは大きく異なる点です。

ところで、柚子と言えばやはり「ゆず湯」ですよね。柚子の栽培で有名なここ水尾では、10月~4月の時期にゆず湯に入浴することができるだけでなく、多くのお店が鶏の鍋料理とセットで出しているのです。水尾でのゆず湯の入浴サービスは、もともとはゆず農家の「おもてなし」から始まったのだそうです。旅館のような大きなお風呂ではないため、予約が必須ですし、交通が不便などといった難点もありますが、寒さが厳しいきせつにゆず湯に入り、温まったところで鶏の鍋料理をいただく・・・という、他では味わえない贅沢な時間を過ごすことができるのです。

11月下旬から12月にかけて収穫の最盛期を迎える水尾の柚子。ぜひ、みなさまも機会がありましたら、いつもとは違った京都の楽しみを多能されてみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

京都駅前本店

075-342-2338

京都四条烏丸店

075-252-5775

渋谷店

03-5784-1070