ブログ京都本店

2018.11.26

京都盆地の特徴

朝夕はめっきり冷え込んできておりまますが、お変わりございませんでしょうか。本日は、京都盆地についてお話させていただきたいと思います。

 

京都盆地とは

京都市北区、左京区を北限とし、東は京都市東山区、伏見区、宇治市に、西は京都市西京区、長岡京市、大山崎町、八幡市にいたります。南限は平城丘陵に接する木津川市まで。およそ旧山城国の中心部から南部を含有する広大な盆地です。三峠断層帯、西山断層帯、有馬-高槻構造線、花折断層などいくつもの断層の運動からできた盆地です。また旧国名に由来して、山城盆地とも呼ばれます。

桂川が丹波高原から、鴨川が北山から、宇治川が滋賀県の琵琶湖より、木津川は三重県名張市から京都盆地に流れ、これらは八幡市の御幸橋付近で合流し、淀川として大阪湾に流れ込みます。ちなみにこの合流地点は三川合流地帯として地元では有名です。

京都市の調査で十条あたりでは地下200mあたりに基盤岩があります。その上には大阪層群などの新しい地層(100万年前以降)がたまっています。伏見の丘陵には80万年前のアズキ火山灰層がありますが、同じ火山灰が盆地の地下では190mの深さにありました。80万年を経て240mほど高さに差ができました。これは1年毎の動きになおすと0.3ミリずつ動いたことになります。しかし京都盆地は30万年前以降にはげしく動いたといわれていますのでその場合は毎年0.8ミリ動くことになります。実際には数千年に1回起こる直下型地震によって断層が数m動き、その繰り返しで高低差ができていったのでしょう。

最近、京都盆地の地下には琵琶湖に匹敵する水があると報道されました。

水は砂やれき層の間にたまっているものです。その量はたしかに多いのですが、すべてが利用できるわけではありません。深井戸による地下水のくみ上げによって、地表付近の水が地下深くに浸透し、盆地周辺の深井戸の水は汚染されてきています。

 

京都盆地の気候

 

京都の地形は、京都の四季の季節を強調するかのように大変に不憫な作りです。周囲を狭い山で囲まれた盆地、という地形が、夏の暑さに冬の寒さを産みます。

夏は周囲の山が壁になり、風が通らず内地の気温が上昇します。東京や埼玉でも暑い地域はありますが、京都の暑さはもう別物です。

同様に、冬も京都は大変寒いです。周囲の山に囲まれた京都はくぼんだ盆地になっているので、冷気が盆地の底に溜まります。それゆえ、大変寒いのです。

夏は暑く、冬は寒い。ある種最悪の気候ですが、そんな京都だから、桜がきれいに咲き、四季の移り変わりを肌で感じることができます。

京都の中では南北に伸びた地形から北と南で温度差、そして天気の変化が大きいことが有名です。通り1本違うだけで気温が違う、と言われるほどです。

そもそも盆地の気候的な特徴としては、大陸と海洋の比熱の差の影響で沿岸部よりも気温の日較差や年較差が大きいこと、海洋とは山によって隔離されているために空気が比較的乾燥しており降水量が少ないこと、そしてフェーン現象などが挙げられます。また、盆地内では風が弱く空気が同じ場所にとどまるため、大気汚染の原因となるような物質が放出されてもただちに拡散されず、実際にメキシコシティーなどで問題となっているそうです。盆地は防御の面に優れていることや、平坦な土地であることから、内陸都市が立地することもあります。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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