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冬至大根・大根焚きについて

冬至大根、大根焚きをみなさまご存知でしょうか?「冬至」と言うと、かぼちゃを食べてゆず湯に入ると言うのが一般的だと思いますが、その他にも冬至に食べると良いとされている食べ物があるのです。

本日は、「冬至大根・大根焚き」についてお話させていただきたいと思います。

冬至に食べると良いとされる食べ物

大根焚き
そもそも冬至とは、北半球において太陽の位置が一番低くなる日であるため、一年のうちで最も日照時間が短くなる日です。そんな冬至の日には、「ん」がつく食べ物を食べると、運を呼び込めるとされているので、かぼちゃの別名「南瓜(なんきん)」で「ん」がつくことから、かぼちゃを食べる風習が根付いたとされています。しかし、ただ単に「ん」がつく食べ物であればなんでも良いというわけではありません。寒い冬を乗り越えるために、栄養のあるものを食べるという意味合いもあるようです。確かに、かぼちゃにはビタミンなどの栄養素が豊富なので、風邪予防に効果的ですよね。その他にも「にんじん」や「だいこん」なども当てはまることがわかります。

京都の冬の風物詩は大根焚き

冬至の日にはかぼちゃを食べるのが一般的であるのに対して、京都では大根を食べる風習があり、大根焚きは京都の冬の風物詩ともされています。冬の京都の寺院では、大きな鍋で大根を炊いて振舞うという風習が今でも残っているのです。

もともとは、日照時間の短い冬の時期は太陽の力が不足するために、人間たちが生きるための力も枯渇してしまうという考えから、焚き火をし、枯渇している力を再生しようとしていたことが始まりだと言われています。

京都の寺院で行われる大根焚きの由来は各寺院によって諸説ありますが、大根焚きの発祥は左京区にある了徳寺だとされています。いずれの寺院にしても、諸病を封じて健康増進を祈願するために、大きな鍋で大根が炊かれているのです。

各寺院の大根焚き

大根焚き
大根焚きの発祥ともされている了徳寺では、12月9日~10日に約3000本の大根が大きな鍋で炊かれるイベントがあります。また、北野・西陣にある千本釈迦堂では、12月7日~8日に大根焚きが振舞われます。

古くから残る風習の一つでもる、京都の大根焚きには、昔の人々の願いが込められた「スーパーフード」とも言えるかもしれないですね。寒い冬を乗り切るために、ぜひみなさまも足を運んで見られてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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