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筆供養

紅葉の名所である京都東福寺。

東福寺の塔頭のひとつ、正覚庵では毎年「筆供養」が行われています。

本日は、「筆供養」についてお話をさせていただきたいと思います。

 

筆の寺の「筆供養」

京都 正覚庵は、通称「筆の寺」と言われています。

毎年、勤労感謝の日(11月23日)には、使い古した筆に感謝し供養する行事の「筆供養」が行われています。

 

正覚庵は、鎌倉時代(1290年)に伊達政依によって創建されました。

境内の威徳堂には、渡宗天神(天満大自在威徳天神=菅原道真)と巨大な筆が祀られています。

江戸時代の文化年間に境内に筆塚が築かれ、書家・川浪青漣、日本画家・西山翠嶂、日本画家・西山英雄、大形筆塚などの筆塚が立っています。

 

 

「筆供養」の日は、筆みこしやお稚児さんのお練り(行列)の後、14時からから護摩壇に山伏が清めの矢を放ち、使い古した筆などが燃やされます。

全国から大切に使った筆などの筆記用具は、筆塚前で護摩木とともに投げ入れられます。

焚き上げられる煙を浴びると字が上達するといわれていて、書道上達を願う多くの参拝者が祈願に訪れます。

 

普段は、原則非公開の正覚庵ですが、筆供養当日は誰でも自由に参拝可能です。

ちょうど紅葉の美しい時期の庭園を観賞することもできます。

当日は、お茶席が設けられたり、そばやおでん、たこ焼きなどの屋台も並び、紅葉と愛でながら筆に感謝しつつ、秋の1日をゆっくり過ごせます。

 

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 月替わりの御朱印も、筆供養を書かれたものとなっています。

こちらは郵送での授与も対応しておられるようです。

 

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長岡天満宮の「筆塚祭り」

長岡天満宮 筆塚

京都には、ほかにも筆塚があります。

京都・長岡天満宮では、本殿の横に筆塚があります。

長岡天満宮は、書道の上達を願い、感謝の心で筆を供養する「筆塚祭」を、5月5日(祝)に開催しています。

また、1月1日から3日には「奉納書初」が行われます。

学問、書道の神様菅原道真公にちなんで、書初を奉納し、書道上達と心身健康をお祈りすることができます。

社頭で行われいて、筆や半紙も用意されているので手ぶらで参拝して大丈夫です。

 

実は、この書初は、長岡天満宮奉納書初大会という大会形式なので、出品するのもおすすめです。

毛筆と硬筆の部があり、中学生以下は学年ごとに課題の語句や文章が設定されていますが、高校・一般の部は毛筆・硬筆共に課題や書体は自由です。

 

なかなか筆で書くという機会は少ない現代ですが、たまにはゆっくりと心を込めて筆を運んでみるのもいいですね。

 

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

 

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