ブログ京都本店
菜の花料理いろいろ
春になると黄色くて可愛らしい花を咲かせる菜の花は、おひたしや胡麻和えなどにしていただくことも多いかと思いますが、時期が限られていることもあり、あまりレパートリーがないという方も多いのではないでしょうか?
本日は、旬の菜の花を使用したお料理についてお話させていただきます。
菜の花について
菜の花は「菜花」とも呼ばれることもあるアブラナ科の植物で、黄色の小さな花からは菜種油を搾ることができます。
同じアブラナ科のに属する野菜には、ブロッコリーやカリフラワー、青梗菜、キャベツ、白菜が挙げられます。菜の花の生産量が最も多いのは千葉県で、次いで徳島県、香川県と続いています。また、「菜花」は京都のブランド野菜である「京野菜」の一つとして、京都府の長岡京市で主に栽培されています。
菜の花の開花時期は2月~5月で、黄色いものが一般的ですが、中には白や紫と知っためずらしい色の花を咲かせる品種もあるようです。食用の菜の花の旬は2月~3月ですが、京野菜の「寒咲花菜」などは少し時期が早く、12月ごろから出始めます。
菜の花を八百屋さんやスーパーで購入する際のポイントは、花が咲いていない物の方が若くて新鮮であるため、まだつぼみだけのものを選ぶようにしましょう。また、下の切り口が茶色く変色してい無いものの方が、葉や茎がシャキッと新鮮です。そして、菜の花はむき出しのまま保存しておくとしなびてきやすいため、購入後保存する際は、水で濡らした新聞紙などを巻き付けて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
菜の花を使用したお料理
旬の味覚を楽しめる、菜の花の風味を生かしたお料理をご紹介します。
今回は、見た目も色鮮やかな「菜の花と卵のサラダ」です。
まず、菜の花のかたい部分を包丁で切り取って、水に浸します。
水に浸してパリッとさせたら、塩を少々を加えた熱湯でゆでましょう。
茹でて水気を切ったら、2~3等分に切ります。
卵は半熟にゆでて、水で冷やしてから殻をむきましょう。
ボウルに半熟卵を入れたら粗めにくずし、そこへ菜の花も加えます。
さらに、しょうゆとオリーブオイルを加えて混ぜ合わせたら完成です。
もう一つ、「菜の花と牛肉のオイスターソース炒め」をご紹介します。
まず、菜の花のかたくなっている部分を切り取り、冷水をはったボウルに入れてシャキッとさせます。
次に、ボウルから取り出した菜の花を食べやすい大きさに切りましょう。
にんじん、牛肉も食べやすい大きさに切り、にんにくは横半分に切ります。
フライパンにサラダ油を熱したら、菜の花に塩少々をふってさっと炒めます。
にんじんと水少々を加え、蓋をして2分ほど蒸し焼きにしたら、いったんザルに上げます。
フライパンの中の水気をキッチンペーパーでふき取ったら、にんにくと牛肉を炒めます。
牛肉に火が通ったら、オイスター、酒、しょうゆを混ぜた合わせ調味料を加えましょう。
菜の花とにんじんをフライパンに戻して炒め、全体が混ざったら完成です。
今が旬の葉の花を、ぜひご家庭でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。