ブログ京都本店

2019.10.24

銀杏には毒がある?銀杏中毒を予防するには?

「銀杏には毒がある」と言う話を耳にしたことがある方も少なくないと思います。秋に旬を迎える銀杏は、茶碗蒸しの具材としてもお馴染みですよね。独特の風味を持っていることから、好みが分かれる食材の一つともされている銀杏。

本日は、銀杏の中毒性につてお話させていただきたいと思います。

食べ過ぎに注意!銀杏中毒とは?

銀杏
そもそも一般的に食用とされている「銀杏」とは、イチョウの樹になる実の種子です。秋が深まってくると、鮮やかな黄色に紅葉することでも知られているイチョウは、「生きた化石」とも言われているほど大昔から存在している樹なのです。イチョウの実お部分はサクランボのような形をしていますが、みなさんもよくご存知の通り、非常に強い臭いを放っており、もちろん食用にはなりません。しかし、実の中の殻に包まれた胚乳種の部分は、食べることができます。

割と身近な存在でもある銀杏ですが、たくさん食べ過ぎてしまうと、嘔吐や痙攣、呼吸困難やめまい、意識混濁、便秘、発熱などといった症状が出てることに加えて、最悪の場合は死亡することすらありえます。
銀杏を食べてからすぐにこれらのような症状が出るとは限らず、食べてから1時間で症状が出る場合もあれば、12時間後である場合もあるのだそうです。

とは言っても、食べ過ぎなければこれらのような銀杏中毒の症状を心配する必要はありません。茶碗蒸しに入っている一粒を食べた程度では問題ありませんが、小さなお子様は数粒食べただけでも中毒を起こしてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

日本中毒センターによると、銀杏中毒の症状が出る可能性がある量は、成人で40個以上、子供ではなんと7個以上とされています。ただし、大人でも体調や体質によって5~6個食べただけで中毒症状が出るケースもあるとのことですので、やはり銀杏の食べ過ぎは禁物だということです。

銀杏中毒が起こる理由は?

銀杏
銀杏中毒が起こる理由は、ビタミンB6の欠乏です。銀杏の中には、ビタミンB6と非常に似た成分が含まれています。ビタミンB6とは、鶏のささ身やマグロなどに多く含まれている栄養素で、脳に信号を送ったり、脳の興奮を抑えたりする働きがあります。そのビタミンB6が不足してしまうと、脳の興奮が抑えられなくなり、その中の一つの症状としてけいれんが起こったりします。

銀杏に含まれている「ビタミンB6と似た成分」が体内に入ると、身体は「ビタミンB6が体内に入ってきた」と勘違いしてしまい、その結果ビタミンB6が欠乏した状態になってしまいます。銀杏に含まれているその成分は、決してビタミンB6のような働きはしないため、ビタミンB6が不足して、身体にさまざなま症状が出てしまうのです。

たくさん食べ過ぎてしまうと危険だとされてる銀杏ですが、その反面、カロテンやビタミンCを多く含んでいると同時に、カリウムやリンなどといったミネラルも豊富な食材です。
銀杏を召し上がる際は、一粒をじっくりと味わうのが良いかもしれないですね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

京都駅前本店

075-342-2338

京都四条烏丸店

075-252-5775

渋谷店

03-5784-1070