ブログ京都本店

2019.2.10

黄色いダイヤと呼ばれる数の子

 

 

今年の冬将軍はなかなか手ごわいようでですが、お体の調子はいかがでしょうか。本日は数の子についてお話させていただきたいと思います。つぶつぶの触感が大好物という方も多いのではないでしょうか。特にこの時期には多く食べられます。高価な食材ですし、金色の見た目をしているので黄色いダイヤと呼ばれることもあるそうですね。それでは、数の子についての知識を深めていきましょう。

 

数の子とは

数の子

数の子はニシンと言う魚の卵を天日干しにし、塩漬けにしたもののことを言います。細かい粒の卵ですが卵がお互いにくっつきあっているので10センチほどの塊となっているものが一般的です。今日本国内で流通している数の子は3つに分けられます。干し数の子と塩蔵数の子、味付け数の子に分類されており、干し数の子が一番高価です。続いて塩蔵数の子、干し数の子の順で取り扱われています。食べ方は干し数の子や塩蔵数の子は水戻しか塩抜きをしてから食べられています。

食感の特徴としては非常に硬めの食感をしています。イクラなどに比べると歯ごたえや噛み応えが全然異なります。

プチプチと言う食感が病みつきになってしまうかもしれません。

世界的に見て日本のように数の子を好んで食べている国はあまりありません。アジア各国や北米、ロシア、ユーロ圏などに至ってはニシンの漁獲量が多いにもかかわらず数の子を食べる習慣はメジャーではありません。

日本に輸出を始めるまでは廃棄処分にしていた国さえあると言います。

 

数の子の栄養価・効能

 

数の子は天然のサプリメントと呼ばれるほどに栄養価が高い食材です。これはEPAやDHAを多く含んでいるからです。数の子はこれらの栄養素を多く持っているサンマやマグロを超えるほどの含有量を持っています。EPAとDHAはコレステロールの生成を抑え、体の外に排出する働きをしてくれます。魚卵と言えばプリン体やコレステロールが多いというイメージですがそんなことはありません。プリン体に関してはたらこより6分の一程度しかありません。カロリーも140キロカロリーほどです。100gでこの程度ですから痛風が気になる方や、カロリー計算をして食事をしている人にもお勧めしたい食材の一つです。

数の子を食べることで体にはどのような良い影響があるのでしょうか。まず、動脈硬化の予防ですね。これはEPAとDHAの働きによるものです。血液をサラサラにしてくれる効果とコレステロールの合成と分泌を抑えてくれる効果により血液が低下します。そして、血栓が出来にくくなります。これらの効果により動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの深刻な病を未然に防いでくれる効果が期待されています。

その他にも、脂肪を体に蓄積させにくいという効果を発揮します。これは褐色脂肪酸というものの働きを活発にしてくれるからです。これは肥満対策や、糖尿病予防にもつながると言えます。

意外にも健康に良い影響を与えてくれるのが数の子本来の姿なのでした。

 

数の子の産地

漁師

数の子の産地は様々ありますが、外国産ならば北米のものが良いでしょう。アラスカやカナダなどが良いですね。食感が良いそうです。

日本国内でいえばやはり北海道産のものが良質です。東北産も良いものは多いですがやはり北海道産の方が人気は高いようです。数の子を買う際には色つやが良くて、厚みがあり、割れのないものを選びましょう。味も良いはずです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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