ブログ渋谷

2021.12.3

豚汁とけんちん汁の違い

寒い日に食べる根菜をたっぷり入れた具だくさんのお味噌汁。

体がぽかぽかに温まって、美味しいですよね。

本日は、似ているようでどこが違うのか悩んでしまいそうな「豚汁」と「けんちん汁」の違いについて、お話をさせていただきたいと思います。

 

豚汁とけんちん汁の違いは精進料理なのかどうか?

どちらも、ゴボウや大根、ニンジン、サトイモなど沢山の野菜を使った汁もので混同しやすいかもしれません。

豚汁とけんちん汁の大きな違いは、けんちん汁はもともとは鎌倉市の建長寺の精進料理が発祥と言われているところにあります。

建長寺(けんちょうじ)の汁→けんちん汁というわけですね。

・「豚汁」は、豚肉を使い、具材を煮込んで、味噌で味付けをします。

・「けんちん汁」は、肉や動物製品を含まず、具材を炒めてから煮込み、醤油で味付けをします。

 

もともとは精進料理であったものなので、かつおだしや豚肉を使わずに作られていた「けんちん汁」ですが、現在では豚肉を入れたり、味噌を入れたりと2つの違いがほとんどなくなってきているようです。

このあと、それぞれの汁についてもっとお伝えしていきますね。

 

豚汁

豚汁

豚汁は、地域で呼び方が違っていて、関西や東北、九州の南部では「ぶたじる」、関東では「とんじる」と呼ばれることが多いようです。

使う具材は地域、各ご家庭で様々ですが、豚肉はバラ肉が使われることが多く、それ以外には、ごぼうや大根、人参、里芋といった根菜が使われて、味噌で味付けをします。

豚汁は、ほかにどんな食材を入れていても間違いではありません。こんにゃくや油揚げ、ネギ、豆腐、白菜、キノコ類などを入れたり、サツマイモを入れて甘みを出したり、キムチを入れてチゲ鍋風にアレンジする方もいるようです。

 

 瓢斗 料理長の豚汁レシピ動画をご紹介させていただきます。

【材料】
・水 1500cc
・豚バラ肉 200g
・大根   200g
・人参   150g
・こんにゃく100g
・ネギ    80g
・ごぼう   70g
・和風だし粉 15g
・合わせ味噌 80g
・おろし生姜 5g

 

【作り方】
1.ネギを0.5㎝位の厚さに斜めに切ります。
2.人参の皮をむいて、いちょう切りに切ります。
3.大根も皮をむいて半月切りに切ります。
4.こんにゃくをスプーンでちぎるように切ります。
5.ごぼうを斜めに薄く切り、1分ほど水につけてあく抜きします。
6.豚肉を2,3㎝に切ってフライパンで炒めます。
7.豚肉に軽く火が入ったら、同じフライパンでごぼうも炒めます。
8.ごほうがしんなりしたら、大根、人参、こんにゃくも炒めます。
9.鍋に分量の水と和風だし、炒めた具材を入れて火にかけます。
10.沸いてきたらアクを取って、ネギを入れます。
11.味噌を溶いて、おろし生姜を入れて火を止めます

 

【プロが作る】ほっこり豚汁~京都 瓢斗 料理長の簡単 本格和食レシピ~

けんちん汁
けんちん汁

けんちん汁は、出汁を昆布やしいたけから取り、具材は豚汁に使用される野菜とあまり変わりませんが、あらかじめごま油で炒めます。

その後に、出汁を加えて煮込み、醤油ベースで味付けするのが基本で、すまし汁の1種とも言われています。

主な具材は、大根、にんじん、ごぼう、里芋、ねぎ、こんにゃく、豆腐、で、肉や魚などの動物性食品を使いません。

 

どちらも具沢山の汁物なので、主菜として食卓に出してもいいですね。

お好みの具材や味付けで、美味しくお召し上がりください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

是非一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

 

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