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初釜
初釜とは茶道の儀式であり、茶道では年の初めに行うお茶会のことを指します。
本日は「初釜」についてお話しをさせていただきたいと思います。
初釜について
新しい年の初めに行うお茶会”初釜”。毎年1月の10日前後に行われる場合が多く、家元が開くお茶事や内々で行うものなど規模は様々。
初釜が最初に行われたのは永禄8年と言われており、当時はまだ”初釜”という言葉はありませんでした。しかし客人を招きお茶会をするという内容は現在と同じであり初釜という言葉が定着したのは明治時代だといいます。
お茶会は茶を振る舞うだけでなく懐石料理を食べたりお濃茶、お薄茶という流れで半日〜1日かけて過ごします。
招く側は時間と労力をかけて準備するもの。初釜に参加する際はいくつかマナーがあるので招待された時のためにマナーを覚えておくと役立ちます。
初釜のマナー
初釜は茶道に経験や知識がない人も招待されることがあります。茶道をする人にとっては1年のスタートとなる大切な日なので、失礼がないようにしたいですね。
招待された場合女性は基本、着物を着て行きます。未婚女性であれば振袖でも可です。既婚女性の場合は訪問着又は紋付の無地を選びましょう。しかし普段お茶をしないため着物を持っていないという方も多いかと思います。そういった場合は洋服でも構いませんが、せっかくなので着物をレンタルすることをお勧めします。
ただし女性の場合パンツスタイルや派手なアクセサリー・ネイルはマナー違反となるので注意しましょう。
男性の場合は基本和装となりますがスーツでも可です。
また女性の場合は履き替え用の足袋や足カバーを持参し、男性は(スーツの場合)白い靴下を用意すると良いでしょう。他にも懐紙やお菓子用の楊枝、ハンカチも忘れずに持って行きましょう。そして初釜が会費制でない場合は御祝儀を持参します。
茶道では他にも細かな振る舞いのルールはありますが、経験や知識がないという方は前の人がすることを真似すると良いでしょう。また一番目に座る客を正客といい茶道に精通している人が選ばれるので、その人を手本にするのも良いかもしれません。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。