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清水寺の青龍会(せいりゅうえ)

みなさま、京都清水寺の「青龍会(せいりゅうえ)」をご存知でしょうか?

あの清水の舞台で有名な清水寺で春と秋の5日間、観音様の化身である龍が舞います。

本日は、清水寺の「青龍会」についてお話をさせていただきます。

清水寺の秋

18メートルの青龍とともに巡業

春、秋に清水寺で開催される「青龍会」では、長さ約18メートルの青龍を先頭に、荘厳な装束に身を包んだ一行が地域守護と除災を祈願して境内と門前町を巡行します。

 

観音加持として行われる青龍会は、秘仏御本尊「十一面千手観音像」が33年に一度のご開帳記念の際の2000年に始まりました。

 

「青龍会」が行われるようになった理由としては、ひとつは清水寺には、「観音様の化身である龍が清水寺の鎮守社だった地主神社(じしゅじんじゃ)の拝殿の鏡天井から、音羽の瀧に夜ごと飛来して水を飲む」という伝承があったこと。

 

また、清水寺の奥の院に祀られる夜叉神(やしゃじん)が青龍と本尊を守り、人々の悪縁を絶って、良縁を結ぶ神とされていることに由来しているそうです。

 

青龍会は、清水寺門前会が立ち上げた行事です。

青龍会では、長さ約18メートルの青龍を先頭に、荘厳な装束に身を包んだ門前町関係者を中心とした約五十人による青龍、四天王、夜叉神たちがホラ貝の音を先頭に地域守護と除災を祈願して境内と門前町を巡行します。

人々は観音さまの化身を見守りながら「南無観音」と唱和して、観音さまのご利益を願います。

 

なんといっても、見ものは、境内や門前で披露される迫力のある青龍の舞です。

青龍は、全長約18メートルもの大きさで、麻布と和紙で作られ、表面の鱗約8000枚には古い経文が貼られています。

モダンで迫力のあ青龍や装束は、アカデミー賞衣装デザイン賞の受賞歴のあるワダ・エミさんがデザインし、京都の伝統工芸職人の方々や各種職人の方々ほか多くの方々のご協力、ご奉納によるものです。

2021年秋の青龍会

青龍会は、毎年3月14日・3月15日・4月3日・9月14日・9月15日の5日間行われています。

2021年の秋も、9月14日 (火)・15日 (水) 14:00~15:30に開催を予定しています。

 

青龍会の行道を参拝される方は、新型コロナウィルス防止のため開催の有無、開催時間、内容などを事前にご確認のうえお出かけ下さい。

【URL】清水寺公式サイト

 

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ぜひ、こちらへお立ち寄りいただき、ゆっくりお過ごしいただきたく存じます。
 

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